小学生の子どものいるご家庭にとって、中学受験をするかどうかは悩ましいところだと思います。
もし、中学受験をせずに区立の中学に進学した場合、3年後には高校受験が必須となります。他方、中学受験をした場合は、中高6か年一貫ということになりますから、高校受験はありません。(中学生の間に高校の教科書に取り組むカリキュラムになります。)同じ私立中学でも、大学の附属校ですと、その大学への内部進学のルートも確保できることになります。
中学受験をするかしないかは、どちらの選択もありだと思います。ただ、中学受験をするのであれば、学校の勉強だけで合格するのは困難です。学校では教わらない内容が大量に出題されるからです。とくに、最大のポイントとなるのは、いわゆる「受験算数」(例えば、「つるかめ算」)と呼ばれるジャンルです。塾で鍛えなければなかなか太刀打ちできるものではありません。
ちなみに、東京には受験して入学する中学が約200校あります。内訳は、私立校が約180校(うち、男子校約30校・女子校約75校・共学校約75校)、国立の附属校が約10校、都立の中高一貫校が約10校といった具合です。最終的には、この中の1~2校を志望することになります。その際、偏差値もきわめて重要な決め手の一つではありますが、その子との相性もありますし、偏差値には表れない良質の中学もあります。いつでもご相談ください。
(SS会だよりvol.13より、抜粋・加除訂正)