SS会の塾生さんは、指導者の性格に似てくるのか、のんびり屋さんが多いのですが、それにしても、とくに中学生の皆さんの天下太平ぶりはいかがなものでしょうか。
塾内で受験している「月例テスト」の結果を見て、自分の志望校と現在の実力の差を、普段の勉強で埋めていくことを意識しなければなりません。
そして、その学力をつけていく作業と同時並行で、内申書のスコアを上げていく作業が、高校受験においては重要です。内申書のスコアは、定期テストの得点だけでは決まりません。提出物・授業態度・学校の先生の印象の要素も入ります。そこが易しいようで、とくに生意気盛りの男子には難しい。
高校受験のスケジュールは、時系列で「私立推薦入試」→「都立推薦入試」→「私立一般入試」→「都立一般入試」という流れで進みますが、このうち、「都立高校」の入試では、高校によって異なりますが、「推薦入試」でざっくり50%、「一般入試」でざっくり30%が内申点の配点になっています(残りの70%はもちろん学力試験)。
「私立高校」の「推薦入試」は、それぞれの高校の推薦基準が、そもそも内申点で決められています。「単願推薦」と「併願優遇」によっても必要なスコアが変わります。唯一「一般入試」だけは、内申書のスコアは問われません。国語・数学・英語の主要3教科の学力試験勝負となります。
塾生さんひとりひとり個性があるので、合格に向けてベストな勉強の方法はその子によって変わってきます。ご家庭と相談しながら、受験準備を進めていきます。
(SS会だよりvol.12より、抜粋・加除訂正)